白樺の道を過ぎる
地面から沸き立つ時間
木々の間千切れた景色

他は影

今まさに口づけた膨らみ
跳ねる蹄に土が逃げた
遠ざかる足音

黒く漂う瞳
僕の心臓を
その奥には真っ赤な血が流れている
濁流のように
僕と白樺と同じ様な

この小さな目で
この睫毛の濡れる目で

思わず伏せる

髪の毛の張り付く
僕の眩暈する瞼が少し揺れた